ディボース・ショウ

Intolerable Cruelty
コーエン兄弟のロマンティックコメディ
ディボース・ショウ

本ブログでレビューをお読みの奇特な読者のみなさま申し訳ありません。ディボース・ショウ、酔っぱらって観てしまったのでぜんぜん覚えてません。したがって何も書けません。何となく、ジョージ・クルーニーとコーエン兄弟の組み合わせがしっくり来なかった印象しかありません。しかしそんな印象も怪しいものですからやはり書けません。
なんということでしょう。
そこでコーエン兄弟についてちょっと書いておくことにします。

コーエン兄弟の始まりはサム・ライミ監督の「死霊のはらわた」と言っていいでしょう。ジョエル・コーエンさんは映画やミュージックビデオの現場で働いているときにサム・ライムさんと知り合い「死霊のはらわた」の編集助手となったのですってね。
「死霊のはらわた」と言えばサム・ライミさんの卒業制作を基に作ったホラー映画の歴史に刻まれる名作、これに携わったことは映画史の大きなギアチェンジに立ち会ったのも同じこと。未だにサム・ライミさんとコーエン兄弟は仲良しこよしの交際を続けているらしい。ファンの目から見ても同時代性を強く感じます。
そして兄弟で脚本を書き「ブラッドシンプル」(1984)を発表。「ブラッド・シンプル」これメチャクチャ面白いですよ。これ必見。ほんとにお面白い。まったく大したものです。よっ。天才兄弟。
その後は1987年に「赤ちゃん泥棒」、1990年にまたもや傑作「ミラーズ・クロッシング」を、91年には驚くべき「バートン・フィンク」を矢継ぎ早に公開。よっ。天才兄弟っ。
90年代はこの後「未来は今」「ファーゴ」「ビッグ・リボウスキ」とこれまた他に類をみない名作珍作傑作を連発。
「オー・ブラザー!」「バーバー」と来て「ディボース・ショウ」「レディ・キラーズ」とコーエン節を炸裂させた後ちょっと大人しくなり、オムニバス映画2本に参加。このオムニバス2本は未見なんです。見たいですねえ。
そして来年、2007年には何やらまた動き出しそうな気配ですよ。
新しい境地を見せるか、安泰路線で行くか、私が未来を予知したところによると何やら爆裂しそうな案配です。今から楽しみなのじゃ。

というわけで「ディボース・ショウ」について何も書けない照れ隠しにコーエン兄弟特集をお送りしました。本ブログでは時期的にズレていますのでコーエン兄弟の映画を紹介することはほとんどありませんが夢中で追っかけてました。

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