たちあがる女

ベネディクト・エルリングソン監督「たちあがる女」は、ニュータイプ・モダン・メタフィクション・ファンタジー・アクション・アドベンチャー・女性奮闘環境ヒーロー自立と母性コメディ・音楽映画の巨頭。

今さら言えない小さな秘密

伝説を持つ匠の自転車屋が実は自転車に乗れなかったという「今さら言えない小さな秘密」を気軽な牧歌的コメディとして観てもいい。でも実はけっこう気合いの入った映画だったりします。

アメリカン・アニマルズ

「これは真実の物語を元に作られた映画ではない」との文言が映し出されて映画が開始します。直後に一部の文字が打ち消され、「これは真実の物語 である」となります。おおっ。何やら強気で来ました「アメリカン・アニマルズ」です。

ジュリアン(グザヴィエ・ルグラン)

2017年のグザヴィエ・ルグラン監督作品「ジュリアン」です。離婚夫婦の親権についての映画、DVの香りもします。DV即ちドメスティック、かつバイオレンス。

バルバラ セーヌの黒いバラ

マチュー・アマルリック監督がシャンソン歌手バルバラについての映画を作ったというので話題だった2017年「バルバラ」が2018年冬から日本でも公開され、これぞザ・フランス!の威力をまき散らしました。

女王陛下のお気に入り

「籠の中の乙女」「ロブスター」「聖なる鹿殺し」のヨルゴス・ランティモス監督が18世紀初頭のイギリスを舞台に女王陛下と二人の女官のどろどろ愛憎劇を描き倒す「女王陛下のお気に入り」です。

天国でまた会おう

「天国でまた会おう」はピエール・ルメートルによるゴンクール受賞作品の映画化で、みんな聞き飽きてるかと思いますが「映像化不可能と言われていた!」とのことです。ですがやり遂げました。監督と主演、アルベール・デュポンデルの魅力炸裂の傑作映画。

がんばれ、リアム

2000年の英国映画「がんばれ、リアム」は如何にして庶民が差別主義者のナショナリストに堕ちていくかを不穏な不況社会の日常の中から描き出した作品で、この映画について数年前に語り倒したかったのですが今頃ちょっとだけ触れておきます。