シークレット・ヴォイス
「マジカル・ガール」のカルロス・ベルムト監督2018年「シークレット・ヴォイス」は母と娘、唯一無二と模倣、夢と挫折、スペイン歌謡堪能型ずっしり系の物語。
「マジカル・ガール」のカルロス・ベルムト監督2018年「シークレット・ヴォイス」は母と娘、唯一無二と模倣、夢と挫折、スペイン歌謡堪能型ずっしり系の物語。
老齢の仕立屋がアルゼンチンから故郷ポーランドへ旅する映画「家へ帰ろう」は心に刺さる人と人との物語。
ソリッド・シチュエーション・マカロニ・ハイテクカー・砂漠で母の孤独な戦い映画2016年「ロックダウン」です。ハイテクカーに子供を乗せたまま外に出たらうっかりロックがかかってしまい手も足も出ません。
両親を亡くした少女が田舎の叔父夫妻宅で過ごす一夏。カルラ・シモン監督が自身の記憶を元に作った「1993年 夏」は各方面から絶賛のちびっ子映画
「ともしび」はアンドレア・パラオロ監督によるシャーロット・ランプリングがひたすら辛そうな日々を送る辛い映画。説明不足すぎて戸惑う人もいるかもしれませんが結構壮絶で、謎解きのネタバレ含む映画感想です。
「UNIT7 ユニット7 麻薬取締第七班」は万博直前のセビリアを舞台にした刑事ドラマというかやくざの抗争劇みたいな映画で、成長期の大きな変化の中で時代の狭間にもがき翻弄される都市や人間たちを描きます。
マノエル・ド・オリヴェイラ監督2001年の「家路」という宇宙的見地の偏執狂的批判的老人映画の極北。
ペドロ・アルモドバル監督1993年のハチャメチャクライムコメディ映画「キカ」観ました。メイキャップアーティストのやや年増女性キカの可愛らしい妙な映画です。目的はロッシ・デ・パルマでした。
2003年のスペイン映画「チル・アウト!」をうっかり観てよかった。売れないコメディアンと料理を教える奥さん、元舞台女優の姑と前科者でバーを経営する弟、へろへろの映画監督に家に帰りたくないプロデューサー、いろんな人たちがドタバタを繰り広げます。面白いです。これぞスパニッシュコメディ。
神経を病んで家から出られない作家が可愛子ちゃん助手を監禁するスペイン産クライム映画「インサイド」はキモい男の屈折した愛と犯罪のじめじめ映画で文芸路線。
「スラッシャーパーティ」は、パーティで浮かれた翌日酷い目に遭う人気俳優と女の子たちの事件を描くスペイン産ホラー・スリラー映画ですがまあまあ気を抜いてOK。
上映中の「アスファルト」が天下無敵の大傑作だったので未見だったサミュエル・ベンシェトリ監督2003年の「歌え!ジャニス・ジョプリンのように」を慌てて観ます。
最近「スリーピング・ボイス」を撮ったベニト・サンブラノ監督の初長編映画1999年の「ローサのぬくもり」(Solas) です。都会の下町で一人暮らす女性と母親、近所の人のお話。
1937年、ゲルニカの空爆を扱った「ゲルニカ」はマリア・バルベルデをヒロインに据えた一所懸命の大作映画仕立て。本国スペインで2016年9月に公開されたばかりなのに日本で16年11月にリリース。公開はなかったもののこの速さは快挙。それだけで全部許せます。映画の出来?この際不問にします。
「きっとここが帰る場所」のパオロ・ソレンティーノ監督2015年の「グランドフィナーレ」は「若さ」というタイトルの老人映画。笑いと衝撃、言葉と仕事と体と心、この映画に参加した人全員を尊敬できて見る目も変わるかもしれないレベルの名作。
「Vampyres」っていうこの映画、若干のエロスとホラーとスプラッターでできている最近ちょっと稀なとってもチセッツーな映画のひとつ。出来損ないなのに深読みをしてほしそうなストーリーに乗ってあげたくなる衝動に駆られます。よしネタバレ全開超分析にチャレンジだ。
フランコ独裁政権時代、内乱敗者の家族や恋人である女性たちが収監されたマドリードの刑務所についての告発的映画。「スリーピング・ボイス」は、当時の生き残りたちの取材を元に書かれたドゥルセ・チャコンの小説を原作に制作された歴史に向き合う力作。
ペドロ・アルモドバル監督2016年の映画「ジュリエッタ」は母親のシンプルな物語ながら油断ならない細部が充満、しかも注目のふたりの女優さんも出演。
RECシリーズの4作目、ふたたびジャウマ・バラゲロがメガホンを撮った新作は「REC 4 ワールドエンド」てな邦題のなにやら大袈裟そうな一品。
「籠の中の乙女」のヨルゴス・ランティモス監督2015年の映画「ロブスター」は有名スター共演の英語ドラマでジャンル不詳の偏執狂的批判的ニュータイプニューウェーブSFディザスターラブロマンス行動心理学ナンセンスコメディの怪作にして傑作。地獄とギャグで逆接的愛の証と生きる意味。