アンダーグラウンド
エミール・クストリッツァ監督1995年作品。怒濤のユーゴ近代史を総括するミクロでマクロで悲惨で可笑しく、戦慄で驚愕でコミカルで歌と踊り、リアリズムを超えたリアリティとファンタジーを超えたファンタジー、超が付く現実、人間と動物と大人と子供と社会の喧噪と狂乱、映画史に刻まれる20世紀末の一大傑作。
エミール・クストリッツァ監督1995年作品。怒濤のユーゴ近代史を総括するミクロでマクロで悲惨で可笑しく、戦慄で驚愕でコミカルで歌と踊り、リアリズムを超えたリアリティとファンタジーを超えたファンタジー、超が付く現実、人間と動物と大人と子供と社会の喧噪と狂乱、映画史に刻まれる20世紀末の一大傑作。
イスラエル出身の女性ジャーナリストの自伝的小説をジュリアン・シュナーベルが映画化。イスラエル占領下のパレスチナで孤児たちのための学校を設立し生涯を教育に捧げた偉大な女性ヒンドゥ・フセイニの人生を、主人公ミラルの目線で描きます。
「ノー・マンズ・ランド」のダニス・タノヴィッチ監督が、クシシュトフ・キエシロフスキーの遺稿「地獄」を映画化。3姉妹の愛の物語。長女はエマニュエル・ベアール。
幼稚園ドキュメンタリーです。パリ近郊の教育優先地区で行われた幼稚園での哲学の授業、その試み2年間の軌跡。
人間は考えるちびっ子でである。
キルギスの山脈の麓にある小さな村の電気工。村人から「明かり屋さん」と呼ばれてます。かつて賑わい今では過疎っているこの村に、開発の波が訪れつつあります。明かり屋さんの仕事と生き方。
フランス北部の港町ル・アーヴル。以前はボヘミアン生活を送っていた元芸術家のマルセルは今では靴みがき。最愛の妻と忠実な犬とともに暮らしています。
アキ・カウリスマキ2011年の新作は、心揺さぶられるボヘミアンと移民の街の社会派ファンタジー。大絶賛。
芸術家3人がパリを舞台にボヘミアン生活。アーティストの生き方がハードボイルドであることを端的に示すアキ・カウリスマキ1992年の傑作。
ジプシーの一族とその周囲に巻き起こるハチャメチャ騒動。父ちゃんの詐欺的儲け話、息子の恋愛、爺ちゃんとその親友ゴッドファーザー、ゴッドファーザーの息子、詐欺師のチンピラ、可愛いあの子、面白人間たちとドナウ川と動物たち。これでもかというほど詰め込まれた騒然煩雑猥雑不可思議異世界映画の巨頭。
外国人の違法労働を斡旋したり面倒を見たり搾取してかすめ取ったりして生計を立てている父とその子イゴールの物語。怪しい父、手伝う息子、働く外国人。
ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌの兄弟監督の名を世界に轟かせた長編映画3作目の「イゴールの約束」は、身の丈世界の事件を通して人間の社会的生物的事象を切り取ります。
ハリウッドの名ダンスコンビ、フレッド・アステアとジンジャー・ロジャースのそっくりさん芸人であるアメリアとヒッポが30年ぶりにクリスマスのテレビ特番に出演することになって再会します。
フェデリコ・フェリーニ1985年の小粋な作品。
セルビアとの国境近く、ボスニアの山間部に暮らす鉄道技師ルカの物語。オペラ歌手の妻とサッカー選手を夢見る息子、そして動物たちと暮らしています。時は1992年、ボスニア紛争勃発です。シリアスな時代背景におけるコミカルな恋の物語が始まります。
フランソワ・オゾン2004年の愛の映画「ふたりの5つの分かれ路」は離婚手続きを終えた夫婦の、そこに至る過程を描きます。破局から出会いまで、5つの章の物語。
2003年、フセイン政権崩壊直後のイラクで旅する祖母と孫。戦地から戻らない息子を僅かな手がかりで探す女性イブラヒムと、顔も知らない父が残した笛を手にする少年アーメッドは、ヒッチハイクをし、バスを乗り継ぎ、イラクの北の果てから南の果てまで旅します。
アンドレイ・タルコフスキーの遺作「サクリファイス」つまり犠牲です。世界の終わりと対峙する苦悩する男の物語。
どうしても見なければならないと思って、震災と同じ日の前日にこれに挑みました。
老いた手品師と異国の少女の哀愁漂う物語。
ジャック・タチが娘へ捧げた幻の脚本をシルヴァン・ショメがアニメ化した作品。
憂鬱という惑星が地球に迫る状況で、ジャスティンとクレアの姉妹が対峙する世界と己、絶望と破滅、混乱と秩序、宇宙的規模の小さな心。
ラース・フォン・トリアーが描く世界の終わりはこちらです。
(やや内容に言及しておりますので未見の方はご用心を)
英国元首相の自叙伝を執筆する仕事を前任者の引き継ぎという形で請け負ったゴーストライターが、執筆もそこそこに何やら不穏な空気に影響を受けてこそこそと嗅ぎまわり始めます。
巨匠ロマン・ポランスキーが放つ良質ミステリー。
自爆テロを行う側からの目線で描くパレスチナ問題。二人の青年と社会・紛争との関わり。
売れっ子ファッションカメラマンが癌により余命幾ばくもないことを宣告されます。彼が向き合うのは残された自らの生。
エリザベス通称ベティは超可愛い10歳の女の子。繊細で感受性豊か、そして孤独な彼女のいっぱいいっぱい物語。