ポイズン あるスキャンダルの秘密

夫の自殺が引っかかり真相を究明しようとベルギーに滞在するも実際には何もせず変態世界へ足を踏み入れる変な未亡人の青春白書「ポイズン あるスキャンダルの秘密」です。1991年の映画「ポイズン」とは関係ありません。

暴走車 ランナウェイ・カー

銀行支店長のカルロス(ルイス・トサル)が娘と息子を車で送ってから出勤しようとしていると携帯が鳴って「車に爆弾を仕掛けた。通報したり降りたら爆発する。金を口座に入金しろ」と脅迫してきてさあたいへん。安っぽい邦題とは裏腹に、19ノミネート4部門受賞の本気サスペンス。

ボヴァリー夫人とパン屋

文芸派の田舎のパン屋が「ボヴァリー夫人」のエマとお隣のイギリス人奥さんジェマを同一視して妄想膨らませるというコミカルなドラマ。ファブリス・ルキーニがモノローグとともに観察するお隣夫婦の顛末。これはいい!

ポルトガル、ここに誕生す〜ギマランイス歴史地区

ポルトガル、世界遺産のギマラインス歴史地区を題材に4人の監督による短編を集めたオムニバス映画。監督はアキ・カウリスマキ、ペドロ・コスタ、ビクトル・エリセ、マノエル・ド・オリヴェイラの4人です。

堀の中のジュリアス・シーザー

重罪で服役中の囚人たちが「ジュリアス・シーザー」を演じるという映画です。巨匠タヴィアーニ兄弟がレビッビア刑務所とコラボって製作されたという異色作品。

ボーイズ・ドント・クライ

少年の恰好をしている性同一障害のブランドン20歳の遊びと恋と人生。実在の人物をモデルにした実話系映画で、1999年公開当時はすごく話題になっていろいろ受賞したりした作品。

ホーリー・モーターズ

レオス・カラックス13年ぶりの新作映画「ホーリー・モーターズ」はSFで童話でカッコ良くて泥臭く、パワーみなぎり多層の構造、ぶっ飛んでいて哀しくて、面白おかしい最高峰。

ボヴァリー夫人

19世紀のベストセラー、ギュスターヴ・フローベール「ボヴァリー夫人」を原作としたクロード・シャブロル1991年版の映画。ロマン派で奔放のエマ(イザベル・ユペール)が結婚して引っ越しして不倫していろいろあれこれやります。

ホビット 思いがけない冒険

「ロード・オブ・ザ・リング」の前日譚にあたる「ホビットの冒険」をピーター・ジャクソンがまたもや大作三部作として作り上げるという。その一作目が「思いがけない冒険」

ぼくたちのムッシュ・ラザール

担任を失ったクラスに新たにやってきた先生はアルジェリア出身のバシール・ラザール。至って真面目な男です。小学校を舞台に、それぞれが孤独と不安を抱える生徒と教師を描きます。

本当はエロいグリム童話~ RED SWORD レッド・スウォード

古来からの異形の一族である狗神と、その狗神退治の宿命を背負って生まれた赤ずきん赤月紅子の死闘が繰り広げられます。友松直之監督による本当はエロいビデオ作品。

ポゼッション

美人妻アンナ(イザベル・アジャーニ)とその夫(サム・ニール)、変な愛人(ハインツ・ベネント)にその母親、ゲイ探偵に幼稚園の先生に怪しい連中、いろんな人が妄想と狂気に陥るホラーでスリラーでカルト的変な映画「ポゼッション」はポーランドのアンジェイ・ズラウスキー1981年の怪作。

ホステル3

「ホステル」のパート3です。ただしタランティーノもイーライ・ロスも関係していない上に、本国でも劇場公開なしのビデオ作品。それを踏まえて、期待せず優しい気持ちで観てあげようというそういう作品です。さて出来映えはどうでしょう。

ボローニャの夕暮れ

第二次大戦直前のイタリア、ボローニャに暮らす高校教師ミケーレは、不釣り合いなほど美人の妻と消極的な娘ジョヴァンナの三人暮らし。アパートのお隣さんは昔からの親友で警官のセルジュ一家。
へえ。ほのぼのしたイタリアのホームドラマかなー、なんて思ってるとこれが大間違い。

ポルノグラフィア

ドイツ占領下のポーランド。芸術家の男が二人、友人に誘われ田舎の大きな家でしばらく暮らすことに。友人の娘とその幼なじみの青年をいっちょくっつけてやろうかと画策。緊張時代の暢気な目論見。