最初の公開時は衝撃が走りまくったものです。当時若者だった私には大変な衝撃作でした。何ですかこの破壊的孤高の名作は。
怪物・奥崎先生を見るだけでも価値がある。戦争がどういうものかということも垣間見れるかもしれない。
戦時のある事件の真相を追って人を訪ね歩き問い詰めていく奥崎先生。サスペンスフルな進行にも引き込まれ、徐々に明らかになる戦時の生々しい恐怖はホラー映画も顔負けです。
よくぞこのような映画が完成した。撮られた人も撮った人も皆凄い。
マイケル・ムーアの功績でドキュメンタリー映画を観る人が増えているそうな。そういう意味で奇特な人しか観なかった公開当時よりも今のほうが万人にお勧めできるような気もします。いやむしろ必見。知らぬ存ぜぬは通用しません。
(ここでさらに数年経過)
久しぶりにまた観ました。
若い頃に観たときと違って、年寄り達や時代に感情移入しすぎてしまい、初っ端のシーンから涙が止まらない。
「38年前」が、大した昔じゃないということを年齢を重ねるにつれ実感できるようになる大人だからこそもう一度観る価値があると強く感じた次第。
再び戦争に突入しようというこの時代に、良心あるあらゆる世代の人間に是非とも観てほしい作品。
何?レンタルしていないから観れない?
買えっ。
あらま。ちょっと高いですか。再発すべきですね。
2005.07.29
え?近頃はレンタルしてるんですか。
是非ご覧あそばせ。
2010
“ゆきゆきて、神軍” への2件の返信