観てしまった。なにこれ。
ネット越しのゲーム的犯罪のやりとりを中心としたスリラーです。
犯人がネット越しにポーカーゲームを仕掛けてきて、犯人が勝つと人質を殺すぜ、みたいな感じのコンピュータオタク系サイコ野郎と主人公女刑事、そしてその彼氏のサスペンスと愛と感動の物語になっております。
トリックやゲーム的な進行に目を見はるところもなく、アーティスティックな演出も特になく、淡々と物語が進行します。
大御所ダリオ・アルジェント、何を考えてこれを撮ったのでしょう。
ちゃんとストーリーがあるからよしとしましょうか。
しかしなあ。これはちょっとなあ。ジャン・レノもどき、シガニー・ウィーバーもどき、日本のテレビドラマもどき。ううううう。
ダリオ・アルジェントって、もしかして一発屋?というタブーにも似た考えがもたげます。おっと、マジでその一言はタブーかも。
とにかくこの映画は大らかな気持ちで観て、脱力しながらも「ダリオ・アルジェントって変!」とか言いながら笑顔で振る舞うのが正しい姿です。
ダリオ・アルジェント師匠に対する踏み絵のような作品ですので、寛容で大人な愛のあるダリオファンにしかおすすめできません。
2009.08.23
最初にこの記事を書いたときは画像がなかったんですが、今はDVDが売ってるので画像をつけました。
このパッケージのイラスト、凄いですねえ。かっこいいんですが内容とまったく関係ありません。
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