カッコいいジャズに乗せて、カッコいいテレビ屋を描いたカッコいい映画。実話です。ジョージ・クルーニーが監督です。
1950年代、人気テレビキャスターのエド・マローと番組スタッフたちの武勇伝。マッカーシー上院議員を中心に荒れ狂う共産主義者排斥活動は最早気の触れたファシズム、洗脳された魔女狩りカルト集団のごとく「アカは誰だ」「アカをやっつけろ」と、攻撃的念仏を唱えながら猛威を振るう政治的竜巻状態。そんななか、エド・マローとスタッフはマッカーシーの欺瞞を暴く番組を放映します。
洒落たモノクロ画面と音楽と煙草。そう、たばこの煙もうもうの中での制作会議、カッコいいすね。煙草なしに戦えるかっつうの。
動いて喋るマッカーシーの実像を見たのは初めてです。こういう姿形の奴だったんですね。この映像は貴重ですね。
映像的には、かっこよく動き回るカメラなんですが、そのせいでちょっと酔いました。あと、構図がテレビサイズだなと思った。
カッコいいんだけどまあ普通ってところで、テレビ的構図でマイナス1点、ちょっと単純化しすぎでマイナス1点、生のマッカーシーの映像でプラス1点、タバコもうもうでプラス1点の星三つで結果普通。いや、点数を付ける趣旨なんかありませんけども。
2009.09.21
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