「お約束破壊映画」として一躍注目された「フィースト」の続編、ご想像通りハチャメチャ感が増強され、よりコミカルに、より出鱈目に仕上がっております。
メキシコのコビトプロレスコンビとばあさま、復讐に燃える女ギャング、謎のジャンキー、中古車販売店経営者、その妻と妻の愛人、前作生き残りのバーテンに、キュートで卑怯なハニー・パイ。こういう連中がモンスターとのサバイバルを繰り広げます。
モンスターはもはや着ぐるみのおっさん、あるいは覆面プロレスラーみたいです。そういう化け物が性器剥き出しでゴーストタウンを走り回ります。こんなでいいのか。
いいのです。
全体の構成なんかはどうでもよくて、シーン毎に楽しめれば御の字。コビトが如何にしてモンスターを退治したか、モンスターの死骸をいじるとどうなるのか、ハニー・パイは助かるのか、ばあさまはどうなるのか、見どころだらけです。
特に主要登場人物が屋上に逃げ込んでからはさらに馬鹿馬鹿しさがアップ。屋上シーンのマット合成による画面の美しさに息を呑みます。むかしの特撮映画が好きな人にとってはたまらないでしょう。数々の映画のパロディシーンも散見。
アート系好きとしてはハニー・パイの悪夢(淫夢?)と、赤ん坊救出劇あたりが本作の目玉かもしれません。ぶっ飛ぶこと間違いなし。
そして密かに大注目がギャング手下の二人のおっぱい美女。これは好きな人は好きですよきっと。なんというかですね、場にそぐわないエロスしかも生々しくおっぱいです。これは非常にマニアックです。
邦題は「怪物復活」とのサブタイトルですが、原題ではSloppy Secondsです。はて何と言う意味でしょう。調べてみてびっくり。皆さんも是非辞書と一緒に google 翻訳ページで調べてみましょう。
ちなみに「フィースト2」は完結しておらず、3にそのまま続きますのでセットで観るほうがいいかも。
さあみんなでギャラガー一家と遊びましょう(出演者やスタッフ、ギャラガー一家総出なんですって)
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