ワイルドライフ
2019年の夏に公開していたポール・ダノ監督作品「ワイルドライフ」です。ポール・ダノって俳優じゃないの?俳優の夢である自分の映画、初監督作品です。
2019年の夏に公開していたポール・ダノ監督作品「ワイルドライフ」です。ポール・ダノって俳優じゃないの?俳優の夢である自分の映画、初監督作品です。
2017年のグザヴィエ・ルグラン監督作品「ジュリアン」です。離婚夫婦の親権についての映画、DVの香りもします。DV即ちドメスティック、かつバイオレンス。
ペドロ・アルモドバル監督2016年の映画「ジュリエッタ」は母親のシンプルな物語ながら油断ならない細部が充満、しかも注目のふたりの女優さんも出演。
「父、帰る」のアンドレイ・ズビャギンツェフ監督2007年の「ヴェラの祈り」は圧倒的映像美で綴る文芸状家族のドラマで緻密に描く孤独と愛の夫婦関係でなおかつビックリ仰天サイコスリラーでもあるという意欲作。
ジプシーが出演しジプシーの言語をも採用したことでも話題だったエミール・クストリッツァ1988年の「ジプシーのとき」はいろんな意味でジプシーブームの先駆けでクストリッツァ史的にも重要な起点となった特別な一本。
シングルマザーのバージニア(ジェニファー・コネリー)は息子と二人暮らしで奇行が目立つ変わった女性です。閉鎖的な海辺の街で暮らす母親と息子のアンチ・ホームドラマ
愛する妻エレナと二人の幼い息子を持つ現場監督クラウディオです。妻は三人目を妊娠中。陽気で頑張り屋でやや出鱈目なこの労働者の家族と労働のナチュラル系ドラマ。
デビュー間もない頃から才能を発揮しまくっていたウェス・アンダーソン監督の長編三作目にあたる2001年「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」観ました。かつて天才ファミリーと脚光を浴びながらその後崩壊してしまった家族、20年後にまた家族としてやりなおそうではないかと策略を練る父親です。言うことなし。とことん面白い。
フランスで成功した作家が、フランスからの独立運動で紛争中のアルジェリアに帰郷、平和と共存を説き非難に晒されつつ母の元を訪ねます。作家コルムリと彼の幼少期のお話。カミュの自伝的遺作の映画化。知性と良心と苦悩の渾身の作。
移民が多く暮らす港町の港湾労働者として長年働いてきた61歳スリマーヌは、労働時間を半分に減らすか解雇と宣告されてしまいます。アラブ移民の家族の物語。これはすごい。これは凄いです。
服役中の男を待つ妻と4人の子供たちの日常。実際の4兄妹をキャストに、5年間の日々を5年かけて撮影したという、半ばドキュメンタリーのように子供たちの成長を眺めるための映画。
Ottoは逆さから読んでもOtto、Anaも同じく逆さからでもAna。
メラニー・ロランが拝みたいが為だけにつまらないアイドル恋愛映画かなーと覚悟しつつ観てみたら、初老の父親メインの家族や娘の愛しい愛しい映画でございました。軽いタッチの家族コメディ。笑って泣いて、親子で仲良く。
ブルガリアの近代史を背負う祖父と、共産党政権時代にドイツに移った娘夫婦の子、つまり孫の物語。
子供たちを家の敷地内に閉じ込めて世間から隔離し、両親の操作で独裁的偽常識を植え付け育て上げている家族のドラマ。怖くてギリギリ、面白くて異常、文芸的興奮に満ちた野心作にして21世紀の怪作。こういうもの凄い作品に時々出会えるから映画はやめられない。
ジョン・アーヴィングの「未亡人の一年」から前半を映画化した「床のドア」という、夫婦と子供と若い書生さんの物語。
些細なすれ違いが大きく膨らみみんなが雪崩れるソシアルドメスティックミステリードラマの近代映画最高峰。
少年が残酷な弓を射るという話です。
鬱の会社社長がビーバーのぬいぐるみを腹話術のように使って活発になります。頓珍漢な邦題をつけられたコミカルで妙なこの映画はジョディ・フォスター監督の「ザ・ビーバー」
幸福な家族に舞い込む事件と顛末。唐突に訪れるある事件のために、ある家族を不穏が包み込みます。家族や元家族の愛のドラマであり、犯罪と事件のミステリーであり、秘められた性癖の心理劇であり、裏切りとどんでん返しのサスペンス劇場であります。まあその、それだけじゃなく、いろんな意味で不可思議なチェコの映画。