カフェの文化と言えばフランスを思い浮かべます。文化人、詩人や画家、哲学者から町のオヤジまで、カフェに集いコーヒーやワインを飲み、煙草をくゆらせて人生や社会、美や芸術について語りあうのです。そこから新しい芸術運動や新しい価値観が生まれることもあり、文化にとって煙草と珈琲はなくてはならないアイテムです。
コーヒーと煙草にはリラックスと思慮深さと感受性を高める効果があります。
この映画をゆっくり観て、小気味の良い会話に耳を傾けましょう。喫茶店の片隅の見知らぬ人の会話に聞き耳を立てるように。
ある映画が人生に何か意味を与えることがあるとすれば、この映画こそそのひとつです。
現代人必見の都会の寓話。
非合理を嫌い、文化と芸術、煙草やコーヒーを憎み、合理性と経済性だけを崇拝する冷酷非情な拝金教信者でファシストの人非人を除くすべての人に強くお勧めしたい安堵のひととき。
2006.06.20
とりあえず王様として「コーヒー&シガレッツ」挙げておきます。
Movie Boo の該当記事は内容の乏しい読む価値あまりない投稿ですが、この映画は見る価値大有りの紫煙派必見の名作です。紫煙派のバイブル、文化と博愛の源、コミュニケーションの潤滑剤、対話と味わいの極致ですね。この映画、地元のみなみ会館で公開するときに「この映画に限り館内喫煙可」という、今の時代からしてみれば信じられないような素敵な措置を取ってくれました。至高の紫煙映画「コーヒー&シガレッツ」は人類の到達点の一つ、このサイトでは容赦なく点数をつけます。100点。
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