MovieBooは新作を全然追ってないのでそういうのに参加する資格はありません。去年も情けないベスト何たらを書きましたが今年も情けないそういうのを書いて総括してみたいと思います。
さて日本でいつ公開されたかどうかをあまり認識しておりません。日本で、と言っても東京での公開から1年後に地元でやっと公開したりしますから「今年公開」という括りにぜんぜん意味ありません。
そもそも日本で公開したときにはすでに一昨年の映画だったりします。
というわけでやっぱり2012年も2012年製の映画をほとんど観ていません。今この時点(2012大晦日)で、2012年の映画は10本です。ではちょうど10本あるのでベスト10行きます。
1位は以下の作品です。
「演劇1」「演劇2」「ピラニア リターンズ」
全部一位です。
次2位行きます。
「ディクテーター」「REC3」
はい。面白かったですね。
3位以下は省略しておきます。
「天地明察」があります。これは特別枠ですので別格です。生まれて初めてエンドクレジットに名前が出て興奮して泣きました。
もうすぐDVD出るそうです。江戸城の背景画をぜひ見てください。
以上2012年総括でした。
ところで2012年は2011年の映画もたくさん公開されました。
2011年はずば抜けた良作が目白押しでした。ちょっとないくらいの傑作揃いにもう死ぬ死ぬとか言ってました。
いちいち例を挙げられないくらいの作品が揃っています。でも敢えていくつか挙げると
「ニーチェの馬」「ル・アーヴルの靴みがき」「メランコリア」「テイク・シェルター」なんかが今年の公開でしたっけ。これらはもう一生に何度か出会えるかどうかの作品でゲロ吐くぐらいの超名作。
他にも「私が、生きる肌」とか「アナザー・プラネット」とか「おとなのけんか」とかそれから「Pina」とか「宇宙人ポール」とか、やっぱりいちいち挙げられないくらいありますね。
全然無関係にきわめて個人的なあれで申しますと、今年なんかはもう日本が終わってから最初の年ですから、今まで「もう一度観ときたいなあ」と思っている名作や「まだ観てないのがあるなあ、見たいなあAmazonでも高いよなあ」なんていう作品を、つぎつぎに買って観ました。もう我慢しないことにしたんです。「いつか観よう」と思ってても、もう「いつか」なんてないと思うようにしたんです。
そこで「ミツバチのささやき」とか「サクリファイス」とか「バベットの晩餐会」とか「アンダーグラウンド」とかその他その他、バンバン観ました。観る度に椅子からずり落ち心臓が破裂し興奮の涙で洪水を起こし魂がメルト(略)
そういう作品以外にも偶然出会って惚れ込んだ作品もたくさんありました。今年公開かどうかっていうのはよくわかりませんが、自分が今年観たってのは自分にとって意味があります。
今、「全記事一覧」で並び替えながら確認しているのですが、こういうことして思い返したりするのって、自分だけは楽しいですね。みなさまには退屈な話で、他人には無関係です。当たり前やがな。
社会派かつ老人かつちびっ子という個人的に好きなジャンルの大傑作に今年出会いました。「バビロンの陽光」と「少女ヘジャル」です。この二本は老人好きちびっ子好きには超おすすめですよねえ。
「BIUTIFUL」とか「ウィンターズ・ボーン」も今年観たのか・・・ほんとに名作挙げだしたら切りがないですね。
それから追記しときますが「別離」がこれまたすんごい作品でした。いやはや。
逆に「だいっきらい」「最低」「クソ」っていう映画には出会えませんでした。わりと面白くない作品はわずかにありましたが、わざわざ貶したくなるようなのはなかったように思います。駄作もありませんでした。
そんなわけでまるで人生の最後って感じの2012年でした。