エレン・ペイジ演じるジュノというこの女の子が可愛くて。ペラペラと喋るし小生意気だし、いかにも現代っ子な描き方ですが、決してアホ丸出しではなく、理知的なところもあるしどうにも憎めないいいキャラクターです。
望まぬ妊娠に悩み抜くような深刻な青春映画ではなくコミカルで展開もスマート。
あら妊娠しちゃった、どうにも育てられないわ、そうだ中絶しよう、え?もう爪が生えてるって?やだ、とても堕ろせない、じゃ養子に出そう、と、里親を見つけ出し早速契約、そんな感じです。
テンポ良く進む会話も面白くて、字幕になりきらない可愛く憎たらしい表現もたくさん。それでいて、最後はちゃんとハートフルに仕上げて鑑賞後はすっきりさわやか、素晴らしきこの軽さです。
なるほどアカデミー賞脚本賞を受賞ですか。うんうん。
ゴッサム映画祭、トロント国際映画祭上映作品。第80回アカデミー賞脚本賞受賞、作品賞、主演女優賞、監督賞ノミネート。
2008.11.24
ジェイソン・ライトマン監督は「サンキュー・スモーキング」撮った監督でしたか。
なるほど軽妙なドラマとしゃべくり演出が得意なんですか。
2010.09.11
その後、案の定エレン・ペイジは大ブレイクしました。数々の大作映画にも抜擢、持ち前の愛嬌とおじさん受けする可愛らしさと包容力で一流女優の仲間入り。というかこの「JUNO」の大ヒットも何やら仕組まれた香りが漂います。この年2007年は「アメリカン・クライム」で全く異なる役をやり遂げてもいます。
“JUNO/ジュノ” への3件の返信