希望のかなた
そうですね、ざっくり言ってアキ・カウリスマキの新作が一番の注目でしょうか。
「希望のかなた」という邦題で、大都会東京では2017年冬から、他の地域の多くは2018年1月に公開されます。「ル・アーヴルの靴みがき」の衝撃以来の作品で、引き続き移民の問題を含ませているようですね。凄く楽しみです。シニカルな作風だったアキ・カウリスマキが窒息寸前のカナリヤの悲鳴として「ル・アーヴルの靴みがき」の後、何をどんなふうに描くのか興味ありありです。
エンドレス・ポエトリー
アレハンドロ・ホドロフスキーの新作「エンドレス・ポエトリーは2017年の秋に公開されましたが地方巡業の順番からして2018年にまたがっている地域も多くあります。前作といい今作といい本人が出てきて自分語り的な若い人に声を掛ける的な人生ポジティブ的なそんな感じの映画となっていまして、今作もまた美しい構図の映像や一部シーンを観ると胸躍りますね。
みなみ会館
すいません、みなみ会館という映画はありません。筆者の地元京都にある映画館です。京一会館なき今、京都で一番よい映画館みなみ会館が建物老朽化のため2018年3月31日までで閉館することになったんですって。残念すぎて泣けてきますが、2018年中に別の場所で営業再開するために現在頑張っておられるようです。
2018年初頭は「パターソン」「エンドレス・ポエトリー」「南瓜とマヨネーズ」それからタルコフスキー特集などを上映されます。「パターソン」めちゃいいですよ。見逃していた方はぜひどうぞ。
2017年の大晦日はなんと「ル・アーヴルの靴みがき」です。なんという素晴らしいチョイスでしょう。
さて劇場に出向かずに自宅でゆっくり観るという方も多い年末年始です。
新作というかレンタル・配信開始というか年明け後に比較的新しいめの気になるタイトルをいくつか。
夜明けの祈り
多忙すぎて見逃してしまった「夜明けの祈り」がやっとリリースされそうです。「ボヴァリー夫人とパン屋」「恍惚」のアンヌ・フォンテーヌ監督の作品です。公式、まだありました。
夜明けの祈り 公式サイト
わが悲しき娼婦たちの思い出
ノーチェックで全然知らなかった映画ですが「わが悲しき娼婦たちの思い出」はガルシア・マルケスの遺作の映画化です。脚本が「ブリキの太鼓」のジャン=クロード・カリエールということで、どんな仕上がりか知りませんが興味あります。
セールスマン
アスガー・ファルハディ監督「セールスマン」も自宅で観ることが出来ます。これも見逃してました。どんな話か全然知りませんがどの映画も面白すぎるこの監督には絶対的な信頼を置いてますし、いい映画に決まってます。たぶん。
公式サイトまだ生きてます。
アナベル 死霊人形の誕生
「アナベル」の続編ですって。何でもいいんです。どんなでもいいんです。ただ楽しみにしているだけです。今作もジェームズ・ワンがプロデューサーしてますし。前作「アナベル」めちゃおもろかったし。
というわけでいつもよりちょっと頼りないけど何本か上げてみました。2017年もご愛顧をいただきありがとうございました。2018年も上手く行けば更新しますのでまたよろしくお願いいたします。
ここでオマケですがライブのお知らせです。
ひょんなことから筆者の私、ガセネタとタコのライブに参加することになりました。恐ろしいですね。どうなるんでしょう。ガセネタコ「ダレガリコウナヰヌナドホシガルモノカ」は2018年1月8日京都UrBANGUILD。地元近くの方はよろしくです。