陪審員コンサルタントという耳慣れない言葉。アメリカの陪審員制度の裏街道、脅しすかしに買収策略、あらゆる手段を講じて陪審員候補者の選別から操作まで、裁判という八百長試合を勝ち抜くためにこうまで多くの努力が必要なのだという映画です(違)
基本的に銃社会に対する批判を含めながら、物語は良く出来たスパイ映画の如く展開します。スーパースターを集めたキャスティングに練り込まれた脚本、キレのある演出で安心印の娯楽映画となっていますよ。見応え十分。
面白く鑑賞してる分には楽しいんですが、これ、冷静に考えると恐ろしいですよね。裁判って何なのだ、と、こう思ってしまう人続出かもしれません。
2007.04.24