我が家の面白奥様が未見ということで、久しぶりに観てみました。
モーガン・フリーマン、良い役を上手にやっております。泣かせます。
ティム・ロビンスの変な顔がこの映画の効果を引き上げてることも重要ですね。
この二人の人相を含む演技すべて、それに丁寧にドラマを描く監督の腕前によって、ちょっとした物語が大きく膨らみます。
ただこの作品、どんな暗い映画になることやらと期待しても、それほどきついことにはなりません。最後は感動エンディングにて収束させるエンターテインメント作品の王道です。
ある特定の世代に絶大なる支持を得ているらしく、カルト的に崇拝する人も多いのだとか。映画とそれを観る人の年齢的な深い関係を考えずにはおれません。
私にも青春時代に決定的な影響を受けた映画が沢山あります。特別な映画として、自分史に刻み込んでおりますよ。そういう作品、誰しもにあると思います。
多感な若い時期にこの作品を観て感銘を受けた人が、心優しい大人になることを願います。
2007.4.7