ファンタジー要素とドメスティック要素を絡めるのが大好きなナイト・シャマラン監督、今回はファンタジー要素にゲーム的要素やミステリの謎解き要素を絡めてのお話を作ってくださいました。
とりわけミステリとしての謎解き要素が今回の目玉。きっちりした伏線、お約束のミスリード、スカッと爽やか解決編を正しく配置します。その配置に、ファンタジー要素とドメスティック要素という相反する要素を絡めたりするもんですから、また大真面目に見ている人の反発を喰らうことになるんですよねえ。懲りないですよねえ。
「レディ・イン・ザ・ウォーター」はファンタジーを受け入れて、その上楽しいミステリを堪能できる心の広い人に観て欲しい映画です。
2007.3.13