「バグズライフ」を観る。お客が少なくて悲しくなってしまった。
こういう普通のロードショー館がガラガラだということが俄には信じがたい。しかしそういうものかもしれない。というかこれは京都が田舎になってしまった証拠ともいえるな。場末の、寂れた映画館がぽつりとある田舎町、そんなイメージですがな。
ところで「バグズライフ」はめちゃめちゃ良かった。「トイストーリイ」も良かったけど、これもすごい。至る所にいい感じのギャグや良い間合いがちりばめられていた。センス良すぎ。また、「良い意味でのアメリカ映画」的なところもきちんとあって、忘れていた娯楽作品の品の良さを感じた。
あれだけ言われているのに、エンドクレジットが始まったとたんに席を立ったお客がいたけど、ほんともったいない。
「CGアニメだからビデオでいいや」と、思っているあなた、あの透明感のある明るい映像は、どぎついテレビのビーム映像ではなくて映写で堪能する価値ありです。
1999.04.23
注・ただのむかしの感想文です。うっかり最初最新日時で投稿してしまいました。
しかしこの後、ピクサーがあれほどの不動の地位を築くとは。