スリーパーズ

Sleepers
少年院時代の心の傷を引き摺った人たちの物語。
スリーパーズ

最初スタンバイミーみたいな調子で、その後ミッドナイトエクスプレス風になり、その後サスペンスフルになり、その後7人の弁護士風になりその後ほんわか友情物語になるという、詰め込まれた感じのそんな映画でした。

部分や部品はそれなりにいいのですが、構成が一本調子だし、絞り込みに欠ける作り方だなあと思いました。

見どころはやっぱりロバート・デ・ニーロやダスティン・ホフマンの名演技。しかし演技が良すぎて映画自体を少々食ってしまった。せっかくの名シーンも、ただ流れているストーリーの味付け程度にしか感じられず、もったいないことでした。

連続テレビドラマの総集編というかダイジェスト版というか、あらすじ紹介というか、そういうのを見せられてるような映画でありました。

ぜんぜん悪くないし、見ていて面白いんですけど。

1998.07.15

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