ティム・ロビンスを印象づけた怪作。
ティム・ロビンスを印象づけた、っていうのはもちろん個人的にですけど。
「ジェイクブス・ラダー」は今にして思えば、後の映画にいろいろと影響を与えたかもしれません。
この映画に出てくるシーンはどれも強烈、生々しくあったり、怖かったり、寒かったりと観ているこちらの五感にぴりぴりと迫る映像が多かったですね。
演出はベトナム戦争の1971年という年代を意識したのかサイケっぽくもあり、70年代風でもあり、ビデオで観たんですがてっきり70年代のアングラ映画かと思ってしまったほど。また、難解系のイメージの連続も「やりすぎ」一歩手前で抑制も効いていてていい感じ。それに、軽薄ではなくちゃんとした映像だし、強烈なシーンもあります。
この映画に影響されて「ちょっとシュールなイメージでちょっと幻想的で若者受けを狙ったMTVみたいな」作品を多く生み出すことになりそうな予感。
1998.06.12
という昔見たときのメモを持ってきただけで失礼しました。